「うちのマンションは賃貸だから、便利な自動施錠なんて取り付けられないだろうな」そう諦めている方はいませんか。確かに、壁に穴を開けたり、大掛かりな工事が必要だったりする設備は、賃貸物件では導入が難しいのが現実です。しかし、近年のスマートロック技術の進化により、全く工事をすることなく、誰でも簡単に自動施錠機能を実現できる製品が登場しています。それが、「貼り付けタイプ」の後付けスマートロックです。このタイプのスマートロックは、既存の玄関ドアの内側に取り付けられている、鍵の開け閉めを行うための「サムターン(つまみ)」の上から、本体をかぶせるようにして設置します。固定方法は、製品に付属している強力な両面テープ。これにより、ドアに一切の傷をつけることなく、本体をしっかりと固定することができます。取り付け作業は非常に簡単で、ドライバーなどの工具すら不要な場合がほとんどです。説明書に従えば、女性一人でも数分から十分程度で設置が完了します。この手軽さが、賃貸住宅に住む人々にとって最大の魅力です。そして、退去する際には、取り付けた時と逆の手順で本体を取り外すだけ。両面テープをきれいに剥がせば、ドアは完全に元の状態に戻ります。つまり、「原状回復」が非常に容易なのです。これにより、大家さんや管理会社とのトラブルを心配することなく、最新の自動施錠機能を自分の部屋に導入できます。機能面でも、工事が必要なタイプと遜色ありません。スマートフォンアプリでの施解錠はもちろん、ドアが閉まると自動で施錠されるオートロック機能、ハンズフリー解錠、合鍵共有機能など、スマートロックならではの便利な機能が一通り備わっています。値段も、一万円台後半から三万円程度と、比較的手の届きやすい価格帯の製品が多いのも嬉しいポイントです。鍵の閉め忘れの不安をなくしたい、もっと手軽に鍵を管理したい。そんな賃貸住まいの悩みを、工事不要の後付け自動施錠は、スマートに解決してくれます。諦めていた方も、一度検討してみてはいかがでしょうか。
賃貸でも安心!工事不要の後付け自動施錠